こずえの最初のライバル垣之内良子!彼女の得意な回転レシーブとは

こずえのとって、中学時代の最初のライバルは福岡中学の垣之内良子です。独特な福岡弁を話す女子中学生で、何だか普通の女子中学生とはかなり離れたような男子っぽい面が見られます。

「鮎原さんかいね?ばってん垣之内良子。これからうちのライバルとなるとね?お互い頑張ろうね!」親しみを感じる彼女でもあります。ですが福岡中学のキャプテンとあって、かなりこずえにとっては手ごわいライバルです。

垣之内が得意とする技は回転レシーブです。どんなスパイクでも軽々しく回転してレシーブしてしまいます。この技を見せつけられたとき、さすがにこずえも驚いてしまいました。日本全国には色んなライバルがいるのだと感じられずにはいられませんでした。

垣之内が得意とする回転レシーブとはどんなものなのでしょうか?私自身の記憶では、相手チームの投げたサーブのボールをまるで条件反射みたいな形で、本能的に読み取って、すばやく走って回転してレシーブをするということでしょうか。

回転レシーブをするのですから、勿論体だって軟らかくないといけませんし、そして足だって速くないといけません。垣之内の一番得意とする技ですから、女子中学生としてはかなりの練習量を積んできたことが分かります。

しかし、垣之内の回転レシーブを見た時からこずえは、すっかり動揺してしまいます。福岡中学との試合を不安に思うそんな時に、本郷先生は「試合のことは忘れるように!」と選手たちをリラックスさせるために、レコード鑑賞をするように命じます。

そして運命の日に富士見学園は、福岡中学と優勝をかけて勝負します。どうしても垣之内が得意とする回転レシーブを破らないと優勝の可能性はありません。

そんな時にこずえが考えだした回転レシーブを破る方法とは?コートチェンジした時に、体育館の窓から太陽の光が入ることをに気づいたこずえは、スパイクする時に垣之内のレシーブする位置が丁度ガラス越しに太陽の光が当たることで、回転レシーブを破れるのでは?と考えます。

そしていざその場面に直結した時!こずえのスパイクが垣之内の所にめがけていきます。そうすると太陽の光がもろに垣之内の目に当たってしまい、まぶしさで回転レシーブは出来ませんでした。

そのこずえの作戦は成功し、富士見学園は優勝に輝きました。

回転レシーブを破られた垣之内は、「さすが鮎原さん。私の回転レシーブを見事に破ったとよ。でも勝負はまだまだこれからたい!」と負けても強気です。やはり九州男児なみの根性が彼女にはあったんですね。どう見ても男の子っぽい女子中学生ですからね。(笑)

回転レシーブを破られ、垣之内はその後新兵器を使うようになり、こずえに対して再挑戦の手紙を送るなど、相変わらずのライバル意識を燃やしています。

それからはこずえが垣之内の新兵器・変化球スパイクを破るために、本郷先生の指示で、体操部に一時入部して空中回転レシーブをマスターするための練習を始めます。チームメートと一緒に練習できない孤独感を感じながらも、こずえは体操部の先生の教えの元で、空中回転レシーブの特訓を受けました。特訓に耐え、ついにこずえは空中回転レシーブをマスターすることに成功しました。

手ごわい垣之内の新兵器・変化球スパイク。二度目の福岡中との試合で苦戦を強いられる選手たち。最初はこずえが不在だったため、なかなか垣之内の変化球スパイクに太刀打ちできませんでしたが、やっとこずえの登場で、空中回転レシーブでまたまた垣之内の新兵器は破られてしまいましたが、無理な練習がたたってこずえは捻挫をしてしまい、試合には勝てませんでした。

残念無念!これが青春なんです。