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鬼コーチ宗方仁!不治の病でテニス生命を絶たれた残酷な過去とは?

県立西高校のテニス部に就任し、1年生の岡ひろみをいきなり選手に任命するなど、新人コーチながらも大胆なことをする宗方コーチ。ひろみを選手に任命した時から、テニス部の反発は激しく、宗方コーチにも批判が殺到します。

お蝶夫人でさえも一時期は、宗方コーチのやり方に納得が出来ず、ひろみに対しても冷たい態度を取るなど、一体この宗方コーチは何を考えているのでしょうか?

さて、原作の中で宗方コーチの異母兄妹の緑川蘭子とひろみがコーチのことで会話をするシーンがあり、蘭子がひろみに対して、「あの人の走ってる姿見たことある?プレイしたこと見たことある?」と話します。ひろみは「コーチ、何処か具合が悪いの?」と蘭子に聞きます。

蘭子は「あの人、もう二度とテニスは出来ないのよ。」と涙を流します。ひろみは大ショックを受けます。あのコーチが実はもうテニスが出来ない体だったとは思いもよらなかったからです。

一体宗方コーチはどうして二度とテニスの出来ない体になってしまったんでしょうか?

実は宗方コーチ自身も以前は、テニスのトップ選手でした。親友の男性と常にダブルスを組んで何度も優勝するなど随分功績を残してきた彼です。

ところが22歳の時のある日、試合中に宗方コーチは、突然の発作に襲われて倒れてしまいます。救急車で病院に運ばれ、医師の診断の結果「白血病」で余命3~5年と宣告され、そしてテニス選手として一番残酷な「再起不能」とも宣告されて、彼は何とも奈落の底に突き落とされてしまいました。

今までテニス選手として、常にトップを走ってきたのに、「不治の病」「余命宣告」「再起不能」など宗方コーチにとって、死ぬほど以上の残酷な運命をしょいこむ羽目になりました。

「俺はもうテニスが出来ないのか!もう二度と!」彼はこの残酷な運命を呪います。そんな時宗方コーチの祖父の「お前がテニスが出来ないなら、代わりに出来るものを探したらどうだ?」と提案します。

その祖父の一言で、宗方コーチは、残された命をかけて選手を育てるコーチになろうと決心します。そして自分が育てるのにふさわしい選手探しを始めます。

そしてやっと出会ったのがヒロインの岡ひろみだった、という訳です。

ところで宗方コーチと共にダブルスを組んでいた男性選手は、この時から行方不明となってしまい、以後連絡が途絶えてしまいました。

白血病は血液のガンとも言われています。なかなか治療法が難しく、現代でも難病の1つになっています。

この22歳の若さでテニス生命を絶たれた宗方コーチは、本当に残酷な過去を持っていたんですね。にもかかわらず、そんなそぶりは1度も見せることなく、常に冷静沈着、周囲には自分の病気のことなど漏らすようなことはありませんでした。

コーチになることを決心したことで、宗方コーチの選手探しは大変なものでした。日本中をあちこち回り、自分の命のあるうちに何としてでも、自分に相応しい選手を探しだして育てるんだと…!!

でも有望な選手なら、自分の妹蘭子や、テニス界クイーンのお蝶夫人がいます。でも宗方コーチにとっては2人はもうテニスでは実力がありすぎるので、今更育てる対象にはなりませんでした。

やはり育てるなら無名選手がいい!と宗方コーチは諦めることなく探し続けていました。

ああ~、こうして見てみると宗方コーチの残酷な過去には涙が出ます!悲しむ暇などなく、県立西高校のコーチを引き受けて、病気持ちだったなんて全然分かりませんでした。

でも妹の蘭子だけはそんな兄の病気を心配していました。蘭子以外はそんなコーチの病気のことなど誰1人として知りませんでしたから。

宗方仁、辛い過去を持った男性です。